岡山県牛窓の完熟トマト丸ごとゼリー。結構、人気の商品です。

発売当初は、ヘルシーでおいしいが、高くて売れず大苦戦しました。それはあるときから大ヒットしたんです。

さて、それはどういうふうにしたのか。ちょっと、考えてみてください。
完熟トマト丸ごとゼリーというのは、ちょっと大きめのトマトがそのままゼリーになって器に入っているわけです。非常においしいのですけども、500円ぐらいします。岡山では、「なんぼなんでもそれ高い」という話で、全然売れませんでした。

この社長は、困りました。何とか売上を上げないといけない。売上アップの方法は、ないか???

最終的にヒット商品になった「完熟トマト丸ごとゼリー」。

その売上アップのためのマーケティング戦略とは・・・?

まずは、地元の岡山ではまったく売れなかったので、大阪や他の地域で売りましたが、やっぱり売れない。

最後に、これで駄目なら諦めようというと思い、東京に持っていったんです。

そしたら、なんと、東京で結構ヒットした。

「WIN-WIN7ポイント」のマーケティング思考で考える、
はじめの「ターゲット」

東京で誰が買うのか?をお客様の立場に立って考える。

と・・・、丸の内のOLの方が「ヘルシーランチ」として買ったんです。ワンコイン500円でトマト丸ごとゼリー1個食べて、ダイエットランチ。 トマトは低カロリーな上に、水分も豊富で満腹感が得られるため、ダイエットにとても向いている野菜。また、痩せるばかりではなく美肌効果などもあるため女性は、嬉しい。

ターゲットは、丸の内のOL。

ニーズ(困っていること)は、痩せたいこと。

ウオンツ(嬉しいこと)は、ワンコイン(500円)で、満腹感が得られ、美肌効果も得られる!

ダイエットのためにサラダだけのランチを食べる女性の方はおられますから、そんな感覚でおいしいし、ヘルシーだということで買われて売上もアップ!